風神雷神図 宗達・光琳・抱一
大琳派展では、三者の風神雷神図が並置してあり、見比べることができます。(其一を入れると四者)
そして、宗達の風神雷神図が、抜きんでた傑作であって、後二者が学ぼうとして模写はしたものの、遠く及ばなかった様子をうかがい知ることができます。
宗達の線の流麗さ、余白を活かしたレイアウトの巧みさは、光琳・抱一が真似ることができなかったもの・・・
宗達の風神と雷神は、さらに舞い上がっていきそうな勢いがありますが、後二者は絵なのでかろうじて浮いている、といった感じ。
宗達の風神と雷神は、はみ出すようにレイアウトされており、余白の大きさの効果が計算されています。(セザンヌの一部の絵画のように)
後二者は、宗達作品の余白のバランスまでを写し取ることはできなかったようです。
宗達の白象図、唐獅子図をみても、長方形のスペースから、動物というより化け物が踊りだしてきそうなレイアウトの巧みさが眼を打ちます。
その意味では、とくに唐獅子図の構図が素晴らしい。
オリジナルの風神雷神を出現させたときの、宗達の高揚感・・・・それが今もなお画面から伝わってくるのが、スゴイところ。まさしくそれが、後継者を模写に駆り立てたものなのか、と想像させます。
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