夏秋草図屏風 大琳派展
おととい初めて見てきました。聞きしに違わぬ傑作。
大琳派展でみた酒井抱一のベスト3
1.夏秋草図屏風
2.柿図屏風
3.月に秋草図屏風
次点 ウサギに秋草図襖
酒井抱一は、率直に言うと、駄作も多い画家だと感じましたが。
その意味でも(?)、夏秋草図屏風は奇跡的な傑作でしょう。その時、何かが降りてきていた、と思わざるをえません。
そこに吹いている、やわらかな風を感じ取ることができる。
あの屏風の中で、永遠に吹いているであろう秋の風。
真ん中上部にひらいた空白の、奥行き、その恐ろしさ。
夏秋草図屏風は、国立博物館蔵。ふだんはあそこに仕舞ってあるのか。展示せずに。
まあ、展示して劣化するのだとしたら仕方ない。
我々は、あの作品を生み出す文明的背景の一切を、明治以後に失ってしまったのでしょうから。
永遠に失ってしまったとすると、もう過去にあるものを保存していくしかない。
出来ることは、それしかないわけ。ああ・・・
(柿図屏風は今回メトロポリタン美術館からの里帰り。なんでこんなものがアメリカにあるわけ。おかしいでしょ)
関連記事 : 風神雷神図 宗達・光琳・抱一
大琳派展 感想
