Googleのクロームと、Yahoo!トップページの凋落の予感
パソコン画面でインターネットを立ち上げると、Yahoo!のトップページが表示される・・・・
日本のインターネット利用で続いてきた、この慣習とも言うべきことが変わるのかもしれない。Googleの新しい閲覧ソフト・クロームの利用が進むと、そうなっていく可能性が高い。
そうなれば、Yahoo!トップページの、メディアとしての価値は急激に低下するだろう。
クロームを起動させると、まず「新しいタブ」という画面になり、左肩に「よくアクセスするページ」というタイトルがある。その下に9個の小さめの箱があり、当該パソコンのユーザーがよく利用するサイト画面が、小さく9つ表示されることになっている。
すなわち、Googleのクロームでは、ブラウザの起動時に特定の一つのWEBサイトを自動的に表示するのでなく、ユーザーの利用履歴をもとにアクセス数上位の9つのサイトを小さく表示するよう推奨されているのだ。
なにげなく見えるが、これは実質的に、日本の検索エンジンの勢力地図を劇的に変える可能性を秘めた仕組みである。クロームが普及すれば、Yahoo!トップページは、ブラウザ起動時の1/1の独占的な露出状態から、1/9(9分の1)の混戦状態へと、競争環境が変わらざるを得ないのである。
ユーザーフレンドリーの思想から生まれたと言われたら、確かに、と、うなずくしかない。WEBへの入り口としては、これまでのようなYahoo!トップページが自動的に表示される慣習の方が、不自然きわまりないのである。
繰りかえすと、Googleクロームの起動画面の方が、WEBへの入り口としては、ナチュラルなあり方なのである。
Googleのクロームは、反応のスピードや操作性などで高い基本性能を持っている。コンピュターリテラシーの高い層から徐々に浸透していくことは疑いない。
Yahoo!ジャパンの現在の独占が是正されるのは良いことに違いないが、Yahoo!が一気に凋落してしまうと、長い目で見てそれもまた問題がある。
さて、この先どうなっていくのでしょうか。ブラウザの市場シェアの動きを見守っていきましょう。
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